中国人民元、対ドルで3日続落-当局が元安誘導との観測

5日の中国外国為替取引で、中国人民元はドルに対し3営業日続落。中国当局が対ドルで安定よりも元安を選好しているとの観測が広がった。

  今年に入ってからのドル軟化を背景に、中国人民銀行(中央銀行)は通貨バスケットに対して元安を誘導する一方、ドルに対しては相場の維持を図っていた。だが米当局による6月の利上げ見通しが強まったことを手掛かりにドルは2日間の上げ幅として昨年11月以降で最大を記録、中国当局の戦略は効果を失いつつある。オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)によると、主要通貨に対する元安を継続するには、ドルに対してより大きく下げる必要があることが現在のリスクだ。

  人民銀はこの日の中心レートを0.28%元安方向の1ドル=6.5128元に設定。これは3月28日以来の安値水準。ドル指数は4日に0.5%上昇した。

  上海市場で取引されているオンショア人民元は現地時間午後4時56分(日本時間同5時56分)現在、前日比0.06%安の6.5055元。3営業日の下落率は0.4%に達した。香港市場のオフショア人民元はほぼ変わらずの6.5159元で推移している。

原題:Yuan’s Losing Streak Signals PBOC Break With Stronger Dollar(抜粋)