欧州債(5日):スペイン債が下げ止まり、20億ユーロの新発債発行

5日の欧州債市場ではスペイン国債が下げ止まった。同国は応札倍率が2004年以降の最高となった10年債を含め、20億ユーロ相当の普通国債を発行した。

  10年債の発行額は4億8900万ユーロと1回としては04年以降で最も少なかったこともあり、応札倍率は4.33倍に達した。このほかスペイン政府は2030年と40年に償還期限を迎える国債をそれぞれ発行した。既発のスペイン10年債は4日に値下がりし、利回りは2週間ぶりの大幅上昇となっていた。

  クレディ・アグリコルCIBの金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロンドン在勤)は「市場は新発債を順調に消化したようだ」とし、「10年債の発行額は大きくなかったが、超長期債は多かった。超長期債の発行へと偏っているのは明らかだ」と語った。

  一部市場が休場だったこともありこの日は薄商いだった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によると、投資家らが注目する6日発表の4月の米雇用統計では、3カ月連続となる20万人以上の就業者増加が見込まれている。

  ロンドン時間午後4時現在、既発のスペイン10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの1.61%。前日は先月21日以来最大となる5bp上昇した。同国債(表面利率1.95%、2026年4月償還)価格は103.135。欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは0.17%で、これも前日からほぼ横ばいとなった。

原題:Spain’s Bonds Halt Drop as Nation Sells 2 Billion Euros of Debt(抜粋)

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