欧州株(4日):4日続落、ABインベブやBHPビリトンに失望売り

4日の欧州株式相場は下落。指標のストックス欧州600指数は1カ月余りで最長となる4営業日続落となった。ここ最近の企業決算が投資家センチメントの改善につながらなかった状況が示された。

  べルギーのビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブは1.6%安。売上高と利益がアナリスト予想に届かなかったことが嫌気された。英豪系BHPビリトンが5.8%下げるなど、鉱業株も総じて売られた。商品安に加え、ブラジル検察当局が同社やヴァーレを相手取り1550億レアル(4兆7100億円)の損害賠償を求める民事訴訟を起こしたためだ。英蘭系石油会社ロイヤル・ダッチ・シェルは2%強の下げ。1-3月利益が予想を下回った。一方、仏銀ソシエテ・ジェネラルは1.7%上昇。決算が予想に反して増益だった。

  ストックス600指数は前日比1.1%安の331.80で終了。4月20日に3カ月ぶり高値を付けた後、同指数は勢いを失った。経済データが精彩を欠く中、投資家らは企業決算への関心を強めている。

  BGCパートナーズ(ロンドン)の市場ストラテジスト、マイク・イングラム氏は「このところの欧州決算はどちらかと言えば予想より良かったにもかかわらず、相場は脆弱(ぜいじゃく)なもようだ」とし、「市場は過去ではなく、将来への投資の場だが、世界経済の見通しは依然として明快には程遠い。一段の下落はないと確信する度合いは低く、2月の安値からの反発を鑑みれば、いったん幾らか資金を引き揚げておいた方が賢明だ」と語った。

  個別銘柄では、ロンドン証券取引所グループ(LSE)が4.2%下げた。米インターコンチネンタル取引所(ICE)はLSEに買収提案する計画は現在ないと発表した。 これを受けて、LSEとの合併が確実になったドイツ取引所は5.8%急伸。

原題:European Stocks Decline Fourth Day as Earnings Fail to Encourage(抜粋)

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