中国、政策銀行への資金供給拡大-狙った分野に資金融通、景気下支え

中国人民銀行(中央銀行)は政策銀行への資金供給を拡大する。政府が意図する経済分野に融資を回し、景気を下支えする狙いがある。

  3日遅くの発表によると、人民銀行は「担保付き補完貸出(PSL)」と呼ばれる制度を活用。PSLは政策銀行に都市再開発などの投資資金を貸し付けるものだが、この資金を今後は毎月初めに割り振るようにする。これまでは資金があらかじめ用意されず、政策銀行は人民銀行に資金のロールオーバーを要請したり、融資にある種の制約を設けたりする場合があった。

  今回の発表文では、政策銀行に貸し付ける額の上限や返済期限を設定しておらず、資金供給の拡大に道を開いている。中国の主要政策銀行は国家開発銀行、農業発展銀行、輸出入銀行の3行で、PSLを通じ人民銀から供給を受けた資金の残高は4月末時点で1兆3900億元(約22兆8600億円)に上る。

原題:China Opens Taps to Policy Banks in Bid to Sharpen Stimulus (1)(抜粋)