ブラジル検察、BHPとヴァーレを民事提訴-4兆6500億円賠償求める

  • ダム決壊の責任問い、まず30日以内に一部の支払いを求める
  • 環境破壊を問題視、連邦および州政府の責任も追及

ブラジル検察当局が資源会社ヴァーレBHPビリトン、両社の鉄鉱石合弁会社を相手取り1550億レアル(4兆6500億円)の損害賠償を求める民事訴訟を起こした。19人が死亡した昨年11月のダム決壊で深刻な環境破壊を引き起こしたとしている。

  検察当局の発表文によると、両社とサマルコ・ミネラソンにまず、78億レアルを30日以内に支払うよう求めている。民事提訴ではまた、これら企業がブラジル連邦政府のほか、ミナスジェライス、エスピリトサント両州との間で結んだ合意内容にも異議を申し立てている。3社は3月、これら政府との間で最大120億レアルを15年かけて支払うことで同意していた。検察側は、州および連邦政府がダム決壊回避に必要な監督を怠ったとも主張している。

  民事提訴を受け、ヴァーレの2023年1月償還債は過去最大の値下がりとなり、BHPの2076年4月償還債も下げている。ブルームバーグのデータが示した。株価も下げた。

原題:Brazil Seeks $44 Billion in Suit Over Spill at BHP-Vale Dam (2)(抜粋)