アジア・太平洋株式サマリー:中国、香港株が下落-インドは3日続落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  香港上場の中国本土株は4日に1カ月ぶりの安値を付けた。商品価格の下落に加え、経済指標改善の持続性に疑念が強まったことが背景。

  ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比0.6%安と、3営業日続落。一方で上海総合指数は0.1%弱の下げにとどまり、香港に重複上場するH株に対する本土株のプレミアムが拡大した。ニューヨーク原油先物価格が1バレル当たり44ドルを割り込んだことから、中国石油化工(SINOPEC)やペトロチャイナ(中国石油)を中心に香港上場のエネルギー関連株が下落した。金価格の下落を受けて紫金鉱業は3週間で最大の下げを記録した。

  パートナーズ・キャピタル・インターナショナル(香港)の温天納(ロナルド・ワン)最高経営責任者(CEO)は、「中国経済の回復がもたつくと、商品価格の回復は持続可能でない」と指摘。財新伝媒とマークイット・エコノミクスが3日発表した4月の製造業購買担当者指数(PMI)が予想を下回り「香港株には悲観論が強まっている。本土株との差はさらに拡大する可能性がある」と述べた。

  H株指数は8697.37で引けた。上海総合指数は2991.27で終了。CSI300指数は0.1%安。本土株が香港上場株をアウトパフォームしていることからハンセン中国AHプレミアム指数は3日連続で上昇した。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  4日のインド株式相場は下落。指標のS&P・BSEセンセックスは3日続落となった。世界的な景気不安が強まる中、アジア株安となった流れを引き継いだ。

  アダニ・ポーツ・アンド・スペシャル・エコノミック・ゾーンは2008年10月以来のきつい値下がり。同銘柄の投資判断について、シティグループは債務水準の高さを理由に「中立」に引き下げた。タタ・モーターズとタタ・スチールも大きく売られた。ICICI銀行はここ3カ月で最長となる6営業日続落。発電機メーカーのバーラト重電機は2カ月ぶり大幅下落。

  センセックスは前日比0.5%安の25101.73と、3週間ぶり安値で引けた。日本を除くMSCIアジア太平洋指数は6日続落したほか、世界株価指数は3週ぶり安値に沈んだ。世界的な景気減速への懸念に加え、米利上げが高リスク資産の需要を後退させるとの懸念が再燃した。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比1.5%安の5271.14。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.5%安の1976.71。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比1.3%安の8185.47。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)