4月のユーロ圏経済「緩慢」、ECB措置奏功でも-マークイット

ユーロ圏経済は欧州中央銀行(ECB)の政 策が支えているものの、成長ペースは「緩慢」でインフレ率も低いまま だ。マークイット・エコノミクスが指摘した。

同社が4日発表したユーロ圏の製造業とサービス業を合わせた4月 の総合購買担当者指数(PMI)改定値は53.0と、活動拡大・縮小の分 かれ目とされる50を上回った。サービス業のPMI改定値は53.1。景況 感が3カ月ぶり高水準に高まり、新規受注の伸びが加速していることが 背景にある。

PMIに基づくと、ユーロ圏の経済成長率は4月時点で年率1.5% と堅調だが、出荷価格の低下に伴う値下げが景気拡大を一部後押しして いる兆候もある。

マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は 「ユーロ圏経済の持続的な成長は英米の景気減速とは対照的で、ECB のより積極的な刺激策が奏功していることを示唆している」と述べ、内 需が「上向いており、これが通貨ユーロの下落と相まって低迷する外需 を補うのに役立っている」と説明した。

原題:Euro-Area Economy Starts Quarter in a ‘Low Gear,’ Markit Says(抜粋)

--取材協力:Harumi Ichikura、Mark Evans.