ブラジル株(3日):ボベスパ指数、4日続落-銀行のイタウが安い

3日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は4営業日続落となり、この2カ月で最も長い下落となった。鉱工業生産に関するデータや企業業績によってブラジル経済の弱さや、この100年で最悪のリセッション(景気低迷)から抜け出すのに苦闘するとの懸念が浮き彫りとなった。

  銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングの下落がボベスパ指数の下げに最も響いた。1-3月(第1四半期)決算は、不良債権の引当金が膨らんだことで3年ぶりの減益となった。トラックやバス車体の製造を手掛けるマルコポーロも安い。1-3月の利益が予想を大きく下回った。企業の景況感が史上最低水準に低迷する中、3月のブラジルの鉱工業生産の伸びは予想に届かなかった。

  ボベスパ指数は前日比2.4%安の52260.19で取引を終了。4営業日の下落率は4.1%に達した。イタウは5.8%、マルコポーロは5.7%それぞれ下落。金属相場下落で鉱石生産世界最大手のヴァーレは6.5%安、ブラジル石油公社(ペトロブラス)も3.8%の値下がり。通貨レアルは1.8%安の1ドル=3.5643レアル。

  ミレー・アセット・ウェルス・マネジメントのディレクター、パブロ・スピエル氏は「危機は誰もが予想した以上に厳しくなるだろう」と語った。

原題:Brazil’s Stocks Drop as Itau Slumps Amid Gloomy Economic Outlook(抜粋)

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