米国株(3日):反落、S&P500は3週ぶり低水準-成長懸念

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3日の米国株は反落し、S&P500種株価指数は3週ぶり低水準。低調な世界経済成長ペースに対する不安が再燃したほか、芳しくない決算発表が相次いだ。

  英国や中国で発表された製造業統計が予想を下回り、投資家の間で世界経済をめぐる不安が再び広がった。この日は商品株やエネルギー株が売られた。銀行株も安い。一方、アップルは1998年以来の最長連続安から反発した。ファイザーも高い。同社四半期利益は予想を上回り、通期予想は上方修正された。

  S&P500種株価指数は0.9%低下して2063.37 。 ダウ工業株30種平均は140.25ドル(0.8%)安の17750.91ドル。ナスダック総合指数は1.1%下げた。

  シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニア株式アナリスト、ジョー・ベル氏は「米国の景気が一番ましではあるものの、世界経済はあまり好調ではないとの見方が続いている」と述べ、「S&P500は2100付近で動きが鈍くなった。数カ月かけて力強く上げてきた今、ちょっとした値固めに入っている」と続けた。

   決算シーズンも半ばを過ぎたが、投資家はこれまで発表された決算内容から急速な回復への確信には至っておらず、S&P500種採用企業の決算は4四半期連続で減益となる見通しだ。アップルやマイクロソフト、アルファベットの今後の売上高予想はアナリスト予想を下回っている。

  アナリストの予想によれば第1四半期決算は8.2%減益が見込まれている。第2四半期の予想は4.8%減益。年初時点は3.7%の減益だった。

  金利先物市場では12月の利上げ確率が55%として織り込まれている。50%を超える確率が織り込まれているのは12月以降となっている。アトランタ連銀のロックハート総裁は6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利上げが実施される確率を金融市場は過小評価している可能性があるとの認識を示した。「実際の選択肢としてその確率はもっと高いだろう」と発言。現時点でFOMCが6月に利上げする確率は12%となっている。

  この日はS&P500種産業別10指数はいずれも下げた。エネルギー、金融、素材株が特に売られた。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は6.3%上昇して15.60。

原題:U.S. Stocks Fall Amid Mixed Earnings as Growth Worries Resurface(抜粋)

(第2段落を加え、第5段落以降を加えます.)
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