FRB:スワップ契約で新規制提案へ-リーマンショック再発防止で

ウォール街の巨大銀行と取引があるヘッジファンドや保険会社などは、巨大銀行が将来破綻した場合に金融システム全体が揺るがないようにする監督当局の取り組みに対応する必要が出てきそうだ。

  米連邦準備制度理事会(FRB)は、デリバティブ(金融派生商品)などの契約におけるステイと呼ばれる規制の導入を提案する方針。これは取引相手が、破綻した銀行から直ちに担保を引き取ることを防ぐのが目的。3日発表されたこの計画は、企業を清算させる上で監督当局に十分な時間を与え、2008年のリーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻時に市場に広がったような極めて大きな混乱を防ぐことを狙っている。

  世界各国の大規模銀行は既に、銀行同士の取引ではこうした防止策を講じているが、今回のFRBの提案では、対象を銀行以外の企業を含むより多くの契約に拡大している。この提案での規制は、最も規模が大きくかつ複雑な米銀行持ち株会社および主要外国銀行の米国部門のうち8社が取り扱った新しい契約全てに適用される。よって、そうした銀行と取引継続を望むヘッジファンドや資産運用会社はこの規制に従う必要がある。

  FRBのタルーロ理事は今回の提案について、「公的資本を注入することも、金融システムの全般的な安定性を脅かすこともなく、金融機関の清算を可能にするための当局の取り組みをまた一歩前進させるものだ」と説明した。

原題:Fed Plan to Halt Next Lehman Hits Firms Dealing With Big Banks(抜粋)