欧州債(3日):ドイツ債、6週ぶり大幅高-EUが物価見通しを引き下げ

3日の欧州債市場では ドイツ10年債が約6週間ぶりの大幅高となった。欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会がユーロ圏のインフレ率の見通しを下方修正したことを受け、欧州中央銀行(ECB)が緩和策を拡大するとの観測が強まった。

  ユーロ参加国の国債も総じて値上がり。欧州委は3日公表した春季経済見通しで、域内の今年のインフレ率を平均0.2%と予想。2月時点の0.5%から引き下げた。

  コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏(ロンドン在勤)は、「インフレ予測値が低くなればなるほど、ECBが金利や量的緩和(QE)で追加策を講じる公算が大きくなる」と発言。「成長率見通しはそれほど悪くないかもしれないが、力強さが十分ではない。インフレ率は低水準にとどまっており、これが欧州債の支援材料となっている」と語った。

  ロンドン時間午後4時8分現在、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.20%。これは3月17日以来の大きな下げ。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格は0.645上げ102.895となった。

  フランス10年債利回りは6bp下げ0.56%。同国は4日の国債入札で10年債など合わせて最大80億ユーロ相当の債券を発行する。

原題:German Bonds Rise Most in Six Weeks as EU Cuts Inflation Outlook(抜粋)

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