ヘッジファンド攻撃相次ぐ-優秀な人材少ない、料金高い、壊滅的

金融界の大物3人から、ヘッジファンドへの批判が相次いだ。ポイント72アセット・マネジメント創業者の資産家スティーブン・コーエン氏は、ヘッジファンド業界に優れた人材が少なく唖然(あぜん)としていると発言した。

  同氏は2日、米カリフォルニア州でのミルケン・インスティチュート・グローバル・コンファレンスで「率直に言って、人材の欠如に驚いている」とし、「非常に優れた人を見つけるのは容易でない。恐らく関心を持った候補者の中の2-4%にすぎないだろう。人材の層は本当に薄い」と語った。 

  著名投資家のウォーレン・バフェット氏は4月30日、大手投資家は指数連動ファンドよりも低いリターンしか上げられないヘッジファンドに支払う手数料に不満を感じるべきだと指摘していた。ヘッジファンド会社サード・ポイントの創業者ダニエル・ローブ氏は先週、業界の今年のパフォーマンスは「壊滅的」で崩壊の初期段階にあると話した。

  コーエン氏は、同様の戦略を取る運用者が多過ぎ、業界は「混み合った」状態になっているとも述べた。

  カリフォルニア州教職員退職年金基金(CALSTRS)のクリス・エイルマン最高投資責任者はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、ヘッジファンドの「2・20(預かり資産の2%の管理手数料と資産値上がり分の20%の成功報酬)」モデルは壊れているとし、大手機関投資家にとっては論外だと述べた。また、ハッチン・ヒル・キャピタルの創業者ニール・クリス氏は、高額手数料に見合う高いリターンをもたらせないヘッジファンドから投資家は資金を引き揚げるだろうと述べた。

原題:Hedge Funds Under Attack as Steve Cohen Says Talent Is Thin (1)(抜粋)
Hedge Fund Fees Slammed at Milken as Investors Join Buffett (1)