米国株(2日):反発、S&P500は2週ぶり大幅高-銀行株買い

更新日時

2日の米国株は反発。S&P500種株価指数は約2週間ぶりの大幅上昇となった。銀行株が持ち直したほか、アマゾン・ドット・コムが連日の大幅高で消費関連株の上げをけん引した。

  アマゾンは3.7%高、4カ月ぶり高値に上昇した。ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)も高い。米油田サービス会社ハリバートンは上昇、同業のベーカー・ヒューズは下落。両社は280億ドル規模の合併を取りやめると発表した。

  S&P500種株価指数は0.8%上昇して2081.43 。 ダウ工業株30種平均は117.52ドル(0.7%)高の17891.16ドル。ナスダック総合指数は0.9%上昇した。

  マックイーン・ボール・アンド・アソシエイツ(ペンシルベニア州ベスレヘム)の最高投資責任者(CIO)、ビル・シュルツ氏は「何とか堅調を維持しているが、市場には確信といったものがない」と述べ、「企業決算はせいぜい強弱混在といったところで、業績予想を受けて投資家は今後について一考している。その一方で、急激な後退を示唆する兆候もない。この水準で値固めが進んでいる」と続けた。

  決算シーズンも半ばを過ぎたが、投資家は利益が回復するとの確信には至っておらず、S&P500種採用企業の決算は4四半期連続で減益となる見通しだ。S&P500採用企業のうち、今週はファイザーやプライスライン・グループなど約115社が決算を発表する。すでに発表した企業のうち、利益がアナリスト予想を上回ったのは77%、売上高が予想を上回ったのは58%となっている。アナリストの予想によれば第1四半期決算は8.2%減益が見込まれている。

  金利先物市場では12月の利上げ確率が60%として織り込まれている。50%を超える確率が織り込まれているのは12月以降となっている。

  S&P500種産業別10指数はいずれも上昇した。一般消費財・サービス株や金融株、生活必需品株が特に上げた。エネルギー株はほぼ変わらず。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は6.5%低下し14.68。

  プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は1.1%高。スナック菓子メーカー、モンデリーズ・インターナショナルも高い。北米最大の食品流通業者シスコは決算が買い材料となり過去最高値に上昇した。

  S&P500種金融株価指数は1.1%上昇。不動産投資信託のパブリック・ストレージは3.2%上昇し、オンライン証券会社Eトレード・ファイナンシャルは2.1%上昇した。

原題:U.S. Stocks Rebound From Weekly Decline as Amazon, Banks Climb(抜粋)