欧州債(2日):デフレに備えたデリバティブが17カ月ぶり安値

欧州中央銀行(ECB)によるかつてない規模の景気刺激措置が、インフレを押し上げるとの見方が強まっていることが、2日の欧州債券市場で顕著となった。デフレに備えたデリバティブ(金融派生商品)の価格は17カ月ぶりの水準に下げた。

  DZバンクの債券ストラテジスト、ヘンドリク・ロッデ氏は市場の物価指標は上昇しているものの、ECBのドラギ総裁はこうした期待が安定して推移するために追加緩和への選択肢を残さざるを得なくなると指摘。「インフレ率は2016年後半に緩やかに上昇すると当社では見込んでいる」と発言。「原油安による影響は9月になくなり始めるだろう。市場はインフレがECB目標に急速に戻るとは織り込んでいない」と述べた。

  ブルームバーグのデータによると、財バスケットベースの物価が今後10年で下がった場合に支払われるデリバティブの価格は27ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に低下。終値ベースで2014年12月3日以来の低水準となる。

  ロンドン時間午後4時55分現在、ドイツ10年債利回りは0.27%。

原題:Europe’s Price for Deflation Protection Drops to 17-Month Low(抜粋)