円が1ドル100円突破のリスク排除できず、米「監視」で-JPモルガン

円の急騰に懸念を深めている日本の当局者にとって、米財務省が日本を為替政策に関する「監視リスト」に含めたことで事態は悪化しそうだ。介入に対して米国が反対する可能性が円をさらに上昇させるだろうと、JPモルガン・チェースが指摘した。

  米財務省は4月29日の外国為替報告書で、最近のドル・円相場について市場は秩序立っているとし、主要7カ国(G7)と20カ国・地域(G20)の通貨に関するコミットメントを順守することが各国にとって重要だと論じた。

  JPモルガン・チェース銀行の佐々木融市場調査本部長は、100円を超える円高進行のリスクは排除できないとした上で、その場合日本の当局は行動する公算が大きいとの見方を示した。ただ、ドルが100円を割り込んだ後で日本当局が行動してもドルの十分な支えにはならないだろうと付け加えた。

  円はドルに対して先週5%上昇。2日は一時1ドル106円14銭と2014年10月以来の高値を付けた。

原題:Yen Climbing for JPMorgan as U.S. Watch Limits Intervention Tool(抜粋)