モビアス氏がブラジル投資拡大、株価は大統領退陣観測を十分反映せず

  • モビアス氏はレアルが新興国通貨の中でお気に入り
  • ルセフ大統領は5月半ばまでに一時的な職務停止の可能性も

ブラジルのルセフ大統領が今月、職務停止に追い込まれれば同国資産の価格を押し上げるとの見方から、米資産運用会社フランクリン・テンプルトンはブラジル投資を拡大している。

  同社のエマージング・マーケッツ・グループのマーク・モビアス執行会長はブルームバーグ・マーケッツ・ミドル・イーストのテレビインタビューで、ルセフ大統領退陣の場合の影響がブラジル株にまだ十分に反映されていないと指摘。年初来で15%上昇している通貨レアルは、新興国通貨の中のお気に入りだと述べた。

  ルセフ大統領が財政赤字の規模を隠すために財政収支を不正操作したとして、弾劾裁判にかけられるべきだと上院の過半数が支持した場合、大統領は5月半ばまでに一時的な職務停止に追い込まれる恐れがある。後継者と目されるテメル副大統領は市場に友好的なチームを組成しており、ブラジルの経済問題に迅速に対応すると投資家は期待している。こうした観測は既にレアル高を後押しし始めている。

  モビアス氏は「われわれはブラジル投資を増やしている」と述べ、「以前の高値と比べればこの先はまだ長く、さらに100ー200%の上昇もあるかもしれない」と語った。

原題:Mobius Adds Cash to Brazil Saying Rousseff Removal Not Priced In(抜粋)

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