元BofAディレクターが敗訴-JPモルガンでの解雇めぐる仏裁判

米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)の元セールス担当ディレクターが、同行での採用をめぐるフランスでの裁判に敗訴した。以前に勤務していたJPモルガン・チェースで解雇された事実をめぐり虚偽があったかどうかが争点となっていた。

  パリの雇用裁判所は、アドリアン・チュートヌイ元ディレクター(36)が50万ユーロ(約6100万円)近くを求めていた訴えを退けた。この裁判の判決文全文が先週公開された。

  JPモルガンから転職した同元ディレクターは、JPモルガンから受け取るはずだった繰り延べ給与の穴埋めとして入社時のボーナスについてBofAのメリルリンチ・キャピタル・マーケッツ部門と交渉。判決によれば、メリル側はその後、同元ディレクターがJPモルガンを解雇され、JPモルガンから引き続き一部の支払いを受けていたことを突き止めた。

  チュートヌイ元ディレクターはインタビューで、JPモルガンによる解雇について「何も言わなかったことで私がうそをついたとメリルリンチは考えている」とし、「メリルリンチと契約を交わした際に解雇されるなどと思いもしなかった」と主張。同元ディレクターは新規事業をスタートさせるためにBofAに採用されたが、その新規事業がJPモルガンのように始動しなかったため、「私を解雇する」理由を探していると訴えた。

  BofAはこの訴訟についてのコメントを控えている。

原題:Fired JPMorgan Salesman Fired Again by BofA Over Hidden Bonus(抜粋)