米JPモルガン:日銀出身の2人を採用、マクロ経済や銀行調査で

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米JPモルガン証券は日本銀行出身の2人を新たなリサーチ担当に迎えた。銀行アナリストの西原里江氏とエコノミストの鵜飼博史氏で、日本市場の調査能力を強化する取り組みの一環。

  JPモルガン証がブルームバーグに宛てた電子メールによれば、2人の入社は1日付。西原氏は1994年に日銀入行。09年の退行までに金融機構局や国際局ロンドン事務所で内外金融機関の調査分析や検査を担当。12年からはみずほ証券で銀行を調査、金融チームヘッドも務めていたという。日経ヴェリタスの16年アナリストランキング銀行部門で4位。

  日本で業務を営む外資系証券では、日銀出身者を経済調査などで起用する例が増えている。米シティグループ傘下のシティグル―プ証券では4月に、相羽勝彦氏を調査本部のエコノミストとして採用している。

  鵜飼氏は日銀で金融機構局や国際局審議役などで30年以上のキャリアを持つ。直近では一橋大学大学院に出向し特任教授を務めた。JPモルガン証の森山久史株式調査部長は昨年7月のブルームバーグとのインタビューで、調査力の評価を上げるため、東京のアナリストを3年程度で15人から約25人に増やす方針を示していた。

  森山部長は日銀出身の西原氏の起用について「国内外の投資家が銀行業界の経営動向や収益分析のみならず、金融政策にも精通したアナリストによる調査情報を求めている」と述べた。同証の李家輝社長は鵜飼氏について、政策に精通した同氏が加わることで「経済・市場調査基盤の厚みが増す」としている。

(第5段落にJPモルガンのコメントを追加します.)
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