手数料に注意を-バフェット氏があらためて送る投資の助言

更新日時
  • 手数料の高い運用は「猛烈な勢いで資本を食いつぶしていく」
  • インデックスファンドへの投資の方がリターン良好

資産家ウォーレン・バフェット氏の投資における最大の助言は、「手数料に注意を払え」だ。

  同氏は自らが率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの4月30日の年次株主総会で、手数料の高い運用担当者やコンサルタントを起用しない方が高いリターンを得られるとの認識をあらためて示した。

  バフェット氏は「恐らく世界で最も重要な投資の知恵」を示したいと株主に述べた上で、ウォール街のセールスは数年にわたりリターンの低さを覆い隠していると指摘。コンサルタントは年金基金や他の投資家に手数料の高い運用担当者を紹介しているが、全体として見ると「腰を据えた」インデックスファンドへの投資に比べてリターンが低くなっていると付け加えた。こうした手数料の高い運用は「猛烈な勢いで資本を食いつぶしていく」と説明している。

  バフェット氏はこの数年、低コストのファンドを通じた米企業全般への投資がなぜ長期的に成功するより確実な方法になるのかを説いてきた。同氏は自身の主張を基に、2008年から17年までS&P500種株価指数に連動するバンガード・グループのファンドのリターンがヘッジファンドのバスケットを上回ると見込んでいる。収益は慈善事業に寄付される見通しだ。

  バフェット氏は、プロテジェ・パートナーズが選定したヘッジファンド群のリターンが2015年までの8年間でプラス21.9%となる一方、S&P500種株価指数のインデックスファンドはプラス65.7%だったとの最新情報を紹介した。

  ウェッジウッド・パートナーズでバークシャー株を含む約85億ドル(約9050億円)の運用に携わるデービッド・ロルフ氏は、株主総会が開かれたネブラスカ州オマハに集まった著名な運用担当者も参加していた聴衆にとって、これは「耳の痛い」ものだったと説明。

  バフェット氏は、「恐らく知的な人々、全般的に富裕層はコンサルタントを雇っている。この世の中に『S&Pのインデックスファンドを単に購入し、50年持ち続けなさい』と言うコンサルタントはいないだろう。それではコンサルタントになれず、年間の手数料も得られない」と指摘した。

原題:Buffett Hits Hedge Funds While They’re Down, Faulting High Fees(抜粋)

(第4、第6、第7段落を追加し更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE