CEO辞任のペリゴ、空売りの標的-ゴールドマンは2月に売り勧める

  • アナリスト20人中半数以上が「ホールド」、2人が「セル」
  • 発行済み株式に占める空売り残高の割合、13年以来の高水準

市販薬や処方箋薬などの製造・販売を手掛けるペリゴは先週、投資家に不愉快な不意打ちを食らわせた。同社をめぐる悪材料は出尽くしていないと空売り投資家は確信している。

パパ氏

Photographer: Chris Goodney/Bloomberg

  ペリゴは4月25日、10年にわたり最高経営責任者(CEO)を務めたジョゼフ・パパ氏がカナダのバリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルのCEOに就任するため退社するとの報道を確認。同じ発表資料で利益見通しを引き下げ、2015年のベルギー医薬品メーカー、オメガ・ファーマ買収に関連した資産評価損を計上せざるを得ない可能性があることも明らかにした。

  このニュースを受けたトレーダーの売りで、同日の米市場でペリゴの株価は09年以来の大幅下落。4月29日の終値は96.67ドルと、1週間で20%値下がりした。この間のS&P500種ヘルスケアセクター指数の下げは3%にとどまっている。マークイットの集計データによれば、ペリゴ株の空売り残高が発行済み株式に占める割合は同月26日時点で7.5%と、13年12月以来の高水準に達した。

価格圧力

  同社についてなお残る最大の懸念はジェネリック(後発医薬品)事業への価格圧力だとRBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ランドール・スタニキー氏は指摘。米食品医薬品局(FDA)が競合薬の認可ペースを加速しており、競争激化が見込まれていると説明した。ペリゴ株に対する同氏の投資判断は「ホールド」相当。

  ブルームバーグのデータによれば、ペリゴ株をカバーしているアナリスト20人中、半数以上が「ホールド」の投資判断を付与しており、2人は「セル」としている。2月時点で投資家に同社株を売るよう勧めたゴールドマン・サックス・グループはペリゴの利益率に打撃を与えている医薬品価格圧力の「スピードと大きさは驚きだ」と指摘した。

  ペリゴの広報担当アーサー・シャノン氏は、5月12日の決算発表を前にコメントを控えた。

原題:Short Sellers Target Perrigo After CEO Exit as Goldman Says Sell(抜粋)