原油の強気派、米シェールブーム減速による世界の供給過剰緩和を予想

  • ヘッジファンドの原油買越残高、11カ月ぶり高水準:CFTC
  • 米指標原油WTIは5カ月ぶりの高値に上昇

ヘッジファンドは、米シェールブームの急激な減速を見込んで原油価格を予想している。

  米国の原油生産が減少する一方、燃料需要拡大で世界的な供給過剰が緩和するとの楽観的な見方を背景に、米指標原油であるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の価格は5カ月ぶりの高値に上昇。資産運用会社は昨年5月以降で最も強気な姿勢を示した。原油在庫は増加し1929年以来の高水準を維持したものの、投資家らは気に留めなかった。

  ソシエテ・ジェネラルの石油市場調査責任者、マイク・ウィットナー氏(ニューヨーク在勤)は「市場は現時点の供給過剰ではなく下期(7-12月)に需給が均衡するとの見通しに重点を置いた。マネージドマネーは相場上昇のモメンタム(勢い)を強めつつある」と指摘した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、投機家によるWTIの買越残高は4月26日終了週に昨年5月12日以来の高水準に増加した。売りポジションは10カ月ぶりの低水準に減少した。

原題:Oil Bulls Bet the Waning U.S. Shale Boom Will Curb Global Glut(抜粋)