米銀コメリカが身売りを否定、時期が悪いと判断-関係者

米ダラスを本拠とする銀行、コメリカは一部の投資家が求めている身売りの可能性を否定した。金融アドバイザーと戦略的選択肢について3月に協議した結果だという。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開情報だとして匿名を条件に関係者が述べたところによれば、コメリカは積極的に身売りを追求するには時期が悪いと判断。長期にわたり助言を得るため起用しているサンドラー・オニール・アンド・パートナーズなどのアドバーザーと現在の市場で買い手を見つけるための実現可能性について話し合った後、この判断を下したと関係者は説明した。

  コメリカ広報のウェイン・ミールケ氏は電子メールで、「取締役会は株主価値の最大化に取り組んでおり、その約束を果たすために積極的な措置を講じている」とコメントした。サンドラー・オニールはコメントを控えた。

  カリフォルニア州のユニオンバンクを所有する三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、米本土での大型買収への意欲を示している。MUFGは資産500億ドル(約5兆3200億円)以上の外資系銀行に関する2014年の連邦準備制度規定に従い新たな米国の持ち株会社を設立する必要があり、このプロセスは今年夏に完了する見込み。それまでMUFGによる企業の買収・合併(M&A)活動は制約される。

原題:Comerica Said to Rule Out Formal Sale Process on Bad Timing (1)(抜粋)