伊藤忠と三井物がマンガン最大手の株取得提案、英アングロに-関係者

  • アングロは債務削減のため事業縮小を進めている
  • サマンコールの出資比率は豪サウス32が60%、アングロが40%

伊藤忠商事と三井物産が英アングロ・アメリカンと豪サウス32が出資する世界最大のマンガン生産会社であるサマンコールについて、アングロの持ち分買収を別々に提案している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。アングロは商品相場安を乗り切るため事業の縮小を進めている。

  同関係者が情報の非公開を理由に匿名で語ったところによれば、アングロは提示された買収案を検討中。サマンコールへの出資比率は、同社の運営会社であるサウス32が60%、アングロは40%。サウス32はアングロの持ち分を買い取るオプションを保有しており、他社との合意を阻止する可能性もあると、関係者1人は語った。アングロの持ち分は最大7億ドル(約744億円)と評価される可能性があるという。

  アングロは債務削減のため、鉄鉱石や石炭を含む一部鉱山の売却で約40億ドルを調達することを目指している。4月には、ニオブ・リン酸塩部門を現金15億ドルで売却することでチャイナ・モリブデンと合意したと発表した。

  アングロと伊藤忠、三井物産、サウス32の広報担当者はいずれもコメントを控えた。昨年BHPビリトンから分離されたサウス32は今年2月、価格が適正であればサマンコールのアングロ持ち分を買い取る用意があると明らかにしていた

原題:Itochu, Mitsui Said to Vie for Anglo Manganese Venture Stake (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE