世界の経済成長が政府系ファンドの資金引き揚げに影響及ぼす-ADS

  • SWFは必要とされる局面で各国政府が利用する手段
  • 主要SWFが保有する上場株式の価値は減少へ:SWFI

政府系ファンド(SWF)が世界市場からさらに資金を引き揚げるかどうかを決定付けるのは、世界の経済成長次第だとの見方を、ADSホールディングのマフムード・アル・マフムード会長が示した。

  アブダビのSWF、ムバダラ・デベロップメントの取締役でもあるアル・マフムード会長は1日、ブルームバーグ・マーケッツ(中東)とのテレビインタビューでSWFについて、「必要とされる局面で各国政府が利用する手段の一つとしての役割を果たしている」と指摘。「そうした状況はこれで終わりなのだろうか。それは、経済が過去と同様に引き続き機能するかどうかにかかっている」と述べた。

  米ラスベガスを拠点とするソブリン・ウェルス・ファンド・インスティチュート(SWFI)は、産油国が財政強化を目指す中、原油価格が1バレル=30-40ドルにとどまれば、ファンドが今年、世界市場から総額最大4043億ドル(約43兆円)を引き揚げる可能性があるとの見方を2月に示した。SWFIによれば、世界の主要SWFが保有する今年の上場株式の価値は計2兆6400億ドルと、昨年末時点の約3兆400億ドルから減少する可能性が高い。
  
原題:Global Growth to Influence Wealth Fund Withdrawals, ADS Says(抜粋)

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