金は引き続き輝く-ファンドは2カ月で最大の上昇予測できず

  • ファンドによる銀値上がり見込む投資は過去最高に増加
  • ブルームバーグ貴金属サブ指数は年初来で20%余り上昇

投機家は金価格上昇を見込む買い越しを減らしたものの、金相場の勢いは全く衰えていないようだ。

  金先物相場は先週、過去2カ月で最大の上昇を示し、活況となっている。ヘッジファンドは上昇を予測できず、買い越しの減少率は価格が強気相場入りした1月以降で最大となった。一方、銀についてはファンドが価格上昇を見込む投資を過去最大に増やした後、相場は月間ベースとしては2013年以降で最大の上昇を示した。

  価値保存手段としての需要が再び高まる中、ブルームバーグ貴金属サブ指数は今年に入って23%上昇している。年初来上昇率としてはここ10年で最大。米国の経済成長鈍化が、米金融当局者が再度の利上げに慎重姿勢を取る裏付けとなっている。日本銀行は先週、追加的な金融緩和策を見送り、エコノミストらを驚かせたほか、既に下落しているドルにさらなる下押し圧力がかかり、代替投資先としての金と銀の魅力が増している。

  5500万カナダドル(約46億6000万円)を運用するスティーブンソン・アンド・カンパニー・キャピタル・マネジメント(トロント)のジョン・スティーブンソン最高経営責任者(CEO) は、「米金融当局がわずかに一層ハト派的になってしばらく様子見姿勢を取っている状況、あるいは日本経済が低迷している局面で日本銀行が予想外に全く動きを見せず市場を困惑させたということは、金にとって大きな支持要因になっている」と指摘。「ドルは引き続き主要通貨に対して下落し、それが金にとってプラス要因になっている」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が4月29日発表したデータによれば、ヘッジファンドによる金の先物とオプションの買越残高は26日終了週に2.1%減少し18万4087枚となった。

原題:Gold Keeps Shining as Funds Miss Out on Best Rally in Two Months(抜粋)

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