投資銀行のバイスプレジデントは役付きか、ゴールドマン訴訟の争点

ゴールドマン・サックス・グループの1万3000人のバイスプレジデントは、皆同格なわけではない。

  ゴールドマンは元バイスプレジデントのセルゲイ・アレイニコフ氏と係争中だ。ゴールドマンの取引プログラムのコードを盗んだとされた裁判で同氏は無罪を勝ち取り、この裁判に伴う法務費用の支払いをゴールドマンに求めている。

  ゴールドマンは、アレイニコフ氏のバイスプレジデントの肩書きは名ばかりのものであり、法務費用を会社が負担するような立場ではなかったと主張。アレイニコフ氏の弁護士は肩書きには意味があり、企業が恣意的にある肩書きの価値を下げることはできないと論じた。

  デラウェア衡平法裁判所のトラビス・ラスター判事は先週の審理後、判断を保留している。

  ゴールドマンが敗訴した場合、同社は不正容疑を受けた全てのバイスプレジデントの訴訟費用を負担しなければならなくなると、デラウェア大学ジョン・L・ワイン バーグ企業統治センター所長のチャールズ・M・エルソン教授は指摘。「バイスプレジデントの肩書きはその社員が会社を代表して行動する権限を有したことを意味する」と解説した。

  ゴールドマンの広報担当、マイケル・デュバリー氏はコメントを控えた。

  アレイニコフ氏の弁護士がまとめたゴールドマン側の証言の要約によると、専門家らはバイスプレジデントの肩書きは「タイトルのインフレ」の結果だと論じている。

  アレイニコフ氏の弁護士によれば、ゴールドマンは今までに、法務費用の支払いを求めた53人のうち51人の費用を負担し、そのうち15人はバイスプレジデントだった。

原題:Goldman’s Army of VPs Draws Scrutiny in Aleynikov Fee Fight (2)(抜粋)

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