燃費不正の三菱自、4月軽販売45%減-主力車の販売停止響く

  • 供給先の日産自も大幅減、市場下回る-新車市場は16カ月ぶり増加
  • 不正の全貌は未解明、外部専門家による特別調査委で原因究明急ぐ

燃費試験で不正が発覚した三菱自動車は4月の国内軽自動車販売が前年同月比4割超の大幅減少となった。

  ブルームバーグのデータによると、三菱自の4月の国内軽販売台数は前年同月比45%減の1477台だった。三菱自は燃費不正のあった軽自動車2車種の生産・販売を4月20日以降停止。登録車販売は増加したものの軽の不振が足を引っ張り、全体では15%の減少となった。国内の新車市場全体では同1.6%増となり、16カ月ぶりに前年同月比で増加に転じた。

  三菱自は日産自動車に供給していた軽自動車2車種でも不正を確認している。日産自の4月の軽販売は前年同月比51%減と三菱自より減少幅が大きく、全体でも同22%減となった。ダイハツ工業の軽販売は同2.5%増だった一方、同社とシェア首位を争うスズキは同11%減と明暗を分けた。

  三菱自は4月20日、燃費試験データで不正操作があったと発表。対象となる軽自動車「eKワゴン」「eKスペース」の生産と販売を停止した。供給を受けていた日産自でも「デイズ」と「デイズルークス」の販売を取りやめた。三菱自はこれら車種の累計生産が3月末で計62万5000台とした。

  三菱自の相川哲郎社長は4月27日の会見で、不正発表後に1日当たりの国内受注が半減していると話していた。不正問題の全容は未解明で、対象車種や台数などは不明としており、外部専門家3人による特別調査委員会を設置し、原因究明を急ぐとしている。

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