シャープの前期(2016年3月期)連結最終損益は2500億円規模の赤字になることが分かったと30日付の毎日新聞朝刊が報じた。債務超過に陥る可能性も出てきたとも取材源を示さずに報じている。

  液晶パネルや太陽電池の販売不振に加え、不採算設備や在庫などの損失処理を進めることがシャープの赤字拡大の理由と毎日新聞は報道した。鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下で不採算事業の処理を進めることで再建を円滑に進めたい考えだともしている。鴻海は約3888億円でシャープ新株を第三者割当で取得、株式66%を保有する筆頭株主となることで2日に調印している。

  前期についてシャープは3月30日、営業赤字1700億円の見通しを示したが純損益予想は精査中として公表しなかった。シャープのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は現在、国際スワップデリバティブ協会(ISDA)判定委員会が債務履行の支障を来す信用事由(クレジットイベント)に当たるかどうかを協議中。情報不十分として審査結果公表は複数回延期されている。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE