欧州株(29日):2月以来の大幅安、RBSなど銀行株安い-週間も下落

29日の欧州株式相場は2月以来の大幅安で、指標のストックス欧州600指数は約2週間ぶりの安値を付けた。ユーロが上昇したほか、企業決算がまちまちとなったことを受け、月間ベースで昨年11月以来の大きな上げとなった相場動向を見極めようとする動きが強まった。

  銀行株と自動車株の下げが目立った。1-3月期に純損失が拡大した英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)は6.1%値下がり。自動車株ではフランスのルノーとドイツのフォルクスワーゲン(VW)が大きく下げた。ユーロ高が輸出企業に打撃を与えるとの懸念が強まったためだ。仏製薬会社サノフィは5.4%安。売上高が予想に届かなかった。

  ストックス600指数は前日比2.1%安の341.48で終了。業種別19指数全てが下げた。ユーロはドルに対する上げ幅を拡大。弱い米経済指標で米利上げ見通しが後退した。S&P500種株価指数は2日間としては2月以降で最大の下げ幅となっている。

  リサーチ・アンド・アセット・マネジメント(チューリヒ)のオットー・バサー最高投資責任者(CIO)は「欧州市場は米株式相場の下落になびいている。ユーロが対ドルで上昇するなど、欧州企業の業績には良くない兆候だ」と発言。「好機以上にリスクが大きいため、利益を確定する局面の始まりとなり得る」と語った。

  ストックス600指数は週間ベースで2%下落し、2月以来の大きな下げを記録。鉱業株や石油・ガス銘柄が主導して指数を押し上げ、先週は1月以来の高水準に達していた。月間では1.2%の上昇となった。

  西欧市場ではノルウェーのOBX指数とスペインのIBEX35指数が月間で大きく上げた。アイルランドのISEQ指数は2.3%安と、騰落率が最悪だった。

原題:European Stocks Slide Most Since February to Post Weekly Decline(抜粋)

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