米個人消費:3月は予想下回る伸び、実質べースではほぼ横ばい

更新日時
  • 実質個人消費支出は耐久財とサービスが減少、非耐久財のみプラス 
  • 所得の伸び加速の一方で貯蓄率は1年ぶりの高水準

3月の米個人消費支出(PCE)は市場予想を下回る伸びにとどまり、インフレを除いた実質ベースでは前月比ほぼ変わらずとなった。一方、所得は伸びが加速した。

  米商務省の29日の発表によると、3月のPCEは前月比0.1%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.2%増。前月は0.2%増(速報値0.1%増)に修正された。3月の個人所得は0.4%増で、1月と並んで昨年6月以来の大幅な伸び。

  TDセキュリティーズの米国担当リサーチ・戦略副責任者、ミラン・マルレーン氏は「個人消費は非常に軟調な状況で第1四半期を終え、第2四半期にそれが引き継がれた格好だ。この統計に消費の強い上向きを示唆するものは何も見当たらない」と述べ、「インフレの状況も弱い」と加えた。

  実質ベースの個人消費支出を項目別に見ると、耐久財が3月に0.3%減少した。商務省によると自動車への需要が減退した。前月は0.4%増だった。一方、ガソリンを含む非耐久財の消費は0.7%増と前月の0.3%減からプラスに転じた。個人消費のおよそ7割を占めるサービス支出は0.1%減少した。サービス項目のマイナスは1年ぶり。

  可処分所得はインフレ調整後ベースで0.3%増。前月は0.2%増だった。貯蓄率は5.4%と、約1年ぶりの高水準。貯蓄額は7355億ドルで、2012年12月の高い水準となった。

  金融当局がインフレ目標の基準とするPCE価格指数は3月に前月比0.1%上昇。前月は0.1%低下だった。3月は前年比では0.8%上昇。

  変動の大きい食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数も前月比0.1%上昇。前年比では1.6%の上昇だった。

   統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Spending Rises Less Than Forecast as Americans Boost Savings (1)(抜粋)

(最終段落を追加し、更新します.)
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