米エクソンモービル:1-3月利益は予想上回る、上流赤字も化学好調

米石油会社エクソンモービルの1-3月(第1四半期)利益は市場予想を上回った。化学部門の利益が急拡大し、上流部門の赤字を補った。

  29日発表された1-3月純利益は18億1000万ドル(約1940億円)。1株当たり利益は43セントで、ブルームバーグが調査したアナリスト19人の予想平均である15セントを上回った。前年同期の純利益は49億4000万ドル(1株当たり1.17ドル)だった。

  化学部門の利益は前年同期比38%増の14億ドル。特殊化学品、汎用(はんよう)品の需要増加で販売数量が伸びたほか、垂直統合体制をとる施設で大幅に費用を圧縮、マージンが改善された。世界的に比較的堅調だったガソリン需要に支えられ、下流部門は9億600万ドルの利益を計上した。

  ただ、全体の利益はエネルギー価格の急落で、四半期としては過去10年余りで最も低い水準にとどまった。2016年通期の投資額は前年比で約33%減と、従来見込んだ以上に削減する。通期利益はエクソンがモービルを買収した1999年以降で初めて100億ドルを下回る見通し。

原題:Exxon Profit Beats Estimates as Chemicals Cushion Upstream Loss(抜粋)