欧州債:フランス50年債の価格大変動、デュレーション・リスクを示唆

欧州債市場ではフランス50年債の価格が大変動している。2週間前の発行以降、価格は上下合わせて9%近く動いた。28日はベルギーが50年債を発行したが、超長期債のデュレ―ション・リスクが浮き彫りとなりつつある。

  ベルギーはこの日、30億ユーロ相当の2066年償還債を銀行団を通じて発行したと発表。ユーロ参加国の間では、記録的に低い借り入れコストを利用して超長期債を発行する動きが強まっている。

  欧州中央銀行(ECB)による債券購入で期限短めの国債の利回りが押し下げられているため、50年債や100年債といった超長期債に投資家の関心は向かっているが、それに伴う損失リスクも高まっている。フランスが銀行団を通じて12日発行した2066年5月償還債の価格は当時94.683。その翌週に99.383まで上げた後、この日は91.01まで下げた。ロンドン時間午後5時現在は91.825となっている。

  最近の仏50年債の値下がりは、ベルギー債を消化することに備えたことが一因である可能性はあるものの、一般に満期までの期間が長いと大きくなるデュレ―ションのリスクを浮き彫りにする。

  ダンスケ銀行の債券トレーディング責任者、ソーレン・モルク氏は「マイナスの利回りや低リターンが投資家にさらなるリスクテークを余儀なくさせている」と語り、「向こう50年ではさまざまなことが起こり得る。デュレーションも大きなリスクだが、検討すべき他の要因もある」として、超長期債を現在の利回り水準で購入することに注意を呼び掛けた。

原題:French 50-Year Bond Swings Show Duration Risk Amid Belgium Sale(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE