バイアコム、通期で赤字見通し-不振続くパラマウントが圧迫

米バイアコムは2016年9月期通期の赤字見通しを明らかにした。傘下の映画会社パラマウント・ピクチャーズの不振に加え、ケーブルテレビ(CATV)契約件数が「緩やかに」減少していることが理由。富豪のサムナー・レッドストーン氏が創業したメディア帝国の混迷は深まっている。

  28日発表された1-3月期(第2四半期)決算は、アナリスト予想を上回った。2015年末に公開された「ダディーズ・ホーム」、「ザ・ビッグ・ショート(邦題:マネー・ショート 華麗なる大逆転)」の2本の映画が寄与した。

  だが、それでもパラマウント・ピクチャーズは1億3600万ドル(約150億円)の赤字。「ズーランダー2」、「ウィスキー・タンゴ・フォックストロット」が興業面で振るわなかったのが響いた。一方でMTVやコメディー・セントラルなどのチャンネルを抱えるCATV部門も、利益率が過去5年間の最低に落ち込んだ。

  全社の一部項目を除く1株利益は76セントで、ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均である72セントを上回った。売上高は前年同期比3%減の30億ドル。アナリスト予想は29億8000万ドルだった。

  

原題:Viacom Projects Full-Year Loss for Paramount After Flops (1)(抜粋)