ドイツ銀株が上昇、資本強化に時間的猶予か-コスト削減の加速も検討

28日のフランクフルト市場でドイツ銀行の株価が上昇。マルクス・シェンク最高財務責任者(CFO)は資本強化に従来想定よりも時間をかける可能性を示唆した。コスト削減を加速させることも検討しているという。

  同CFOは28日、決算発表後のアナリストとの電話会議で、資本に関する「目標比率の達成まで、昨年10月時点で考えていたよりも少なくとも1年先まで時間的余裕がある」と述べた。「現在の市場環境への対応として、コスト削減計画を一部加速させる可能性についてはもちろん検討している。取引高と市場の活動レベルが低水準にとどまるなら、それに対応する」とも述べた。

  ジョン・クライアン共同最高経営責任者(CEO)は増資をせずに資本バッファーを厚くする方法を模索している。先月のフランクフルター・アルゲマイネ紙とのインタビューで、増資以外に「資本規制の要件を満たす機会」があると述べていた。

  バーゼル銀行監督委員会は1月に、銀行のトレーディング勘定にあるスワップや債券などについて厳しい資本要件を発表した。各国政府はこれを2019年1月1日までに法制化する必要があるが、銀行が新規則に基づく財務報告を開始するのは同年末以降でよい。

  ドイツ銀株は一時5%高となり、フランクフルト時間午後3時11分現在は2.2%高。

原題:Deutsche Bank Capital Pressure May Ease as CFO Weighs Cuts (1)(抜粋)