アジア・太平洋株式サマリー:中国、インド株が下落-香港は上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  28日の中国株式相場は下落。上海総合指数が1カ月ぶりの安値となった。商品取引所が引き続き商品先物取引の抑制に動いたことで原材料価格が押し下げられたほか、日本銀行が予想に反して追加金融緩和を見送った。

  上海総合指数は続落し、前日比0.3%安の2945.59で終了。素材株の指数は業種別で最大の下げ。大連商品取引所がコークス用炭先物の過度の投機を厳しく抑制する方針を示したことを嫌気した。CSI300指数は0.2%安。

  招銀国際証券の蘇沛豊ストラテジストは「商品市場の地合いは当局の抑制策の影響を受けている」と指摘。「見通しは依然厳しく、こうした産業の多くは今もなお生産能力過剰という問題に直面している」と述べた。

  江西銅業(600362 CH)と宝山鋼鉄(600019 CH)が下落した。上海先物取引所の銅先物相場は一時1.7%安の1トン=3万7000元。

  香港市場では日銀の決定を受けて円が上昇した後、ハンセン中国企業株(H株)指数が上げ幅を縮小した。H株指数は0.3%高で終了。一時は1.5%上げていた。ハンセン指数は0.1%高で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  28日のインド株式相場は3週間ぶり大幅下落となった。日本銀行が予想に反して追加金融緩和を見送ったことを受けて、売りが優勢となった。

  たばこ会社ITCは約3カ月ぶりの大幅安。発電機メーカーのバーラト重電機は続落。自動車メーカーであるマルチ・スズキ・インディアとマヒンドラ・アンド・マヒンドラの下げも目立った。ソフトウエア開発のHCLテクノロジーズは11週間ぶりのきつい値下がり。

  指標のS&P・BSEセンセックスは前日比1.8%安の25603.10で終了。日銀が追加緩和を見送ったことで、株式への資金流入が鈍化するとの懸念が強まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は前日、利上げを「緩やかな」ペースで進める方針をあらためて表明した。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.7%高の5225.43。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.7%安の2000.93。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比1%安の8473.87。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE