中国、クレジット・デフォルト・スワップ取引の開始を検討-関係者

  • NAFMIIはCDSに関し銀行など市場参加者から意見を募った
  • CDSへの需要はあるが、解決しなければならない問題も多いと趙氏

中国で社債の不履行が増えており、当局はクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引の開始を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  詳細が発表されていないとして関係者が匿名を条件に述べたところによれば、中国銀行間市場交易商協会(NAFMII)が先月、CDSなどについて銀行や証券会社を含む市場参加者から意見を募った。また、中国外国為替取引システム(CFETS)も先週、上海でこれらの商品に関して一部の金融機関と会合を開いた。

  中国企業の債務不履行は増加しており、信用リスクをヘッジする金融商品に対する投資家の需要は高まっている。今年に入り国内で社債の元利払いを実施できなかった企業は少なくとも7社に上り、既に昨年1年間の数に達している。

  海富通基金の債券ファンド部門副ディレクター、趙恒毅氏(上海在勤)は「CDSに対する需要は常にあるが、解決しなければならない個別の問題も多い」と指摘。「例えば、信用リスクが低い発行体に対する投資家の需要が小さくなる一方、信用リスクが高い発行体への需要が膨らむことになり、構造的な不均衡につながると考えられる」と述べた。

  NAFMIIに電子メールでコメントを求めたが、今のところ返答はない。CFETSにはファクスでコメントを求めたが、返答はなかった。

原題:China Said to Mull Starting Trading of Credit-Default Swaps (1)(抜粋)