サムスン電子:1-3月利益、予想上回る-「S7」発売前倒し

更新日時
  • スマホの最新モデルが純利益と売上高を押し上げ
  • 普通株と優先株の計2兆300億ウォン相当を買い入れ償却へ

韓国サムスン電子の1-3月(第1四半期)決算では、 利益がアナリスト予想を上回った。米アップルの新製品投入が小休止する間に、スマートフォン新製品「ギャラクシーS7」の発売を前倒しした。

  28日の発表によると、純利益は少数株主持ち分を除いたベースで5兆2600億ウォン(約5100億円)。ブルームバーグが集計した予想平均は4兆4200億ウォンだった。サムスンはまた、普通株と優先株を計2兆300億ウォン相当買い戻す計画も明らかにした。

  サムスンはギャラクシーS7の価格を前モデルより低く設定し、従来機種への批判に対応して顧客獲得を図った。こうした取り組みが功を奏し、世界的なスマホ市場減速の影響を乗り越えた。

  CIMBセキュリティーズのアナリスト、イ・ドフン氏は決算発表前に、米アップルの「iPhone(アイフォーン)6S」の需要が弱まっているだけに「サムスンがS7発売を従来モデルより1カ月早い3月に前倒し、さらに価格も低く抑えたことは良い戦略だった」と指摘した。

  1-3月期の携帯電話部門の営業利益は3兆8900億ウォンと、前年同期の2兆7400億ウォンから増加した。

  4-6月(第2四半期)についてサムスンは、携帯電話事業や半導体事業の安定した利益、家電やディスプレー部門の改善で堅調な業績になると予想した。

  半導体部門の1-3月期営業利益は2兆6300億ウォンと、前年同期の2兆9300億ウォンから減少した。ディスプレー部門の営業損益は2700億ウォンの赤字。前年同期は5200億ウォンの黒字だった。液晶表示装置(LCD)の値下がり長期化が響いた。

原題:Samsung Profit Tops Estimates as Early S7 Release Pays Off (1)(抜粋)

(自社株買いや部門別業績を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE