米エクソンモービル、四半期配当引き上げ-前日は最上位格付け失う

米エネルギー最大手エクソンモービルは27日、1株当たりの四半期配当を2セント引き上げ75セントにすると発表した。同社は前日、「AAA」格付けを失っている。

  ブルームバーグが集計した予想平均では76セントへの増配が見込まれていた。エクソンモービルは毎年4月に増配を定期的に発表しているが、今回は2011年以来最も小幅な引き上げとなった。同社は29日に1-3月(第1四半期)決算を発表する予定。

  スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は26日、最上位の「AAA」だったエクソンの格付けを米国政府と同水準の「AA+」に引き下げた。エクソンは、S&Pが2月に格下げの可能性を示してから最上位格付けの維持を目指してきたが、引き下げを回避できなかった。

  S&Pはエクソンが12年以降、自社株買いに540億ドル(約6兆円)投じたことを問題視。株主還元を重視する方針によって、手元資金を拡充し債務を返済する同社の力が損なわれる可能性があると指摘した。

  エクソンの広報担当スコット・シルベストリ氏は26日に電子メールで「当社の財務面の哲学やバランスシートの慎重な管理に変更はない。堅固なクレジットポジションを重視し、短期的な市場ボラティリティ(変動性)にかかわらず長期的な株主価値創出に引き続き注力する」とコメントした。

原題:Exxon Increases Quarterly Dividend After Losing Top Rating (1)(抜粋)

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