3月鉱工業生産は3.6%上昇、市場予想上回る-自動車が回復

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  • 判断は「総じてみれば一進一退」を維持-経産省
  • 4月の予測指数は2.6%上昇-熊本地震の影響は織り込まず

3月の鉱工業生産指数(速報値)は前月比で2カ月ぶりに上昇した。自動車関連など輸送機械工業などが上昇要因となった。

  経産省が発表した生産指数は3.6%上昇と、2001年6月以来の上昇幅となった。2月は5.2%低下からプラスに転じた。2月はグループ企業の事故の影響でトヨタ自動車が生産ラインを一時停止した影響などで5.2%低下していた。1-3月期は前期比1.1%低下で、同省は「総じてみれば、生産は一進一退で推移している」との判断を据え置いた。

  ブルームバーグが集計したエコノミストの予想中央値は2.8%上昇だった。3月の出荷指数は1.4%上昇、在庫指数は2.8%上昇。先行きの予測指数は4月が2.6%上昇、5月は2.3%低下となっている。同省によると、予測指数には熊本地震の影響は織り込めていないという。

  SMBC日興証券株式調査部の牧野潤一 チーフエコノミストは発表後のリポートで、4、5月の生産計画には熊本地震の影響が含まれないため「割り引いて評価する必要がある」としながらも、トヨタの生産挽回や輸送機械の輸出増に伴う増産などで「生産の底入れを示唆するもの」と指摘した。

(経産省の説明を第1、2、3段落に追加します.)
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