ブラジル中銀、政策金利を据え置き-インフレ高止まりに言及

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  • 政策金利の14.25%据え置きはエコノミスト50人全員の予想通り
  • 決定は全会一致、金利据え置きは6会合連続

ブラジル中央銀行は27日、政策金利を14.25%に据え置くことを決めた。ルセフ大統領の弾劾手続きが進む中、同国経済は厳しい状況にある。

  決定は全会一致だった。金利据え置きは6会合連続で、ブルームバーグがエコノミスト50人を対象に行った調査では全員が今回の結果を予想していた。

  ブラジル中銀は声明で、インフレ圧力の抑制に向けた取り組みは進展しているが、中銀が目標とする4.5%を上回る高水準のインフレ率とインフレ期待では「より柔軟な金融政策を講じる余地がない」と指摘。こうした文言は前回の声明文にはなかった。

  1990年以降で最も深刻なリセッション(景気後退)にもかかわらず、ブラジルの通貨レアルは今年、対ドルで12%上昇している。これが物価上昇の抑制に寄与し、インフレ率は先月、9.39%に鈍化した。

  レアル高の背景には、ルセフ大統領が職務停止に追い込まれた場合、職務を代行するテメル副大統領が投資家にとってより好ましい政策を追求するとの観測がある。この観測には経済運営を担う首脳陣の交代に伴いトンビニ中銀総裁が退任する可能性が含まれる。

  トンビニ総裁は来年末までにインフレ率を4.5%に鈍化させるのに必要な措置を講じると表明しており、政策当局者は利下げを検討していないと説明してきた。中銀がアナリストを対象に実施した調査によると、物価上昇ペースの鈍化に伴って今年下期に利下げが始まり、政策金利は2016年末までに1ポイント低下すると見込まれている。

原題:Brazil Holds Rate Steady as New Government Waits in Wings (2)(抜粋)

(3段落目以降に声明の内容などを追加して更新します.)
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