米TI:4-6月売上高見通し、一部市場予想上回る-株価上昇

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  • 自動車メーカーの半導体利用が拡大、自動運転システム向けなどで
  • 1-3月期の純利益は前年同期を上回る

アナログ半導体メーカー最大手、米テキサス・インスツルメンツ(TI)は27日、一部アナリスト予想を上回る4-6月(第2四半期)売上高見通しを明らかにした。自動車メーカー各社が新モデルに装備する自動運転・娯楽システム向け部品の需要拡大が示唆された。

  27日の発表資料によると、同社は4-6月期の売上高を30億7000万-33億3000万ドル(約3420億-3710億円)、1株利益を67-77セントと予想した。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均は売上高が31億7000万ドル、1株純利益が71セント。

  自動車メーカーは新モデルへのセンサーやカメラ、ネットワークシステムの装備を加速しており、車1台当たりの電子部品需要が増大。これが半導体メーカーへの追い風となっている。景気懸念で新型スマートフォンやラップトップなどのパーソナル電子機器の需要が圧迫される中、自動車業界は消費者向け技術のトレンドの影響を受けている。

  ウェドブッシュ・セキュリティー ズのアナリスト、ベッツィー・バン・ヒーズ氏は「自動車向けの半導体が一段と増えている」と指摘した。

  1-3月(第1四半期)の純利益は6億6800万ドル(1株65セント)となり、前年同期の6億5600万ドル(同61セント)を上回った。売上高は前年同期比4.5%減の30億1000万ドル。アナリストの予想平均は1株利益62セント、売上高29億8000万ドルだった。

  同社の27日株価終値は52セント高の59.92ドルと、約1年ぶり高値となった。年初来では9.3%上げている。時間外取引では一時1.8%高を付けた。

原題:Texas Instruments Forecast Shows Rising Auto-Industry Demand(抜粋)