NZ中銀:追加緩和が必要になる可能性-インフレ目標達成に向け

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  • NZ中銀は政策金利を2.25%に据え置き
  • 中銀発表を受け、NZドルは上昇

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は28日、経済成長の鈍化と同国通貨高で低インフレの期間が長期化しているため、政策金利の一段の引き下げが必要になる可能性があることを明らかにした。

  ウィーラー総裁は「将来の平均インフレ率が目標レンジの中央付近で確実に安定するよう、追加政策緩和が必要となる可能性がある」と述べた。同中銀は同日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レートを2.25%に据え置いた。一部の市場参加者が利下げを予想していたため、NZドルは上昇した。

  NZ中銀は3月に予想外の利下げに踏み切り、インフレ率が同中銀の目標レンジである1-3%を下回る限り追加緩和余地が存在する状況だ。しかし同中銀はその一方で、借り入れコストをさらに下げれば住宅市場の過熱を一段と煽るのではないかと懸念している可能性があり、この日、国内経済における物価上昇要因が徐々に強まる中でインフレが進行すると予想していると述べた。

  ANZバンク・ニ ュージーランドのチーフエコノミスト、キャメロン・バグリー氏は「6月利下げの可能性は依然残っている」としながらも、「しかし、われわれはその確率を5分5分とみている。追加緩和はNZ経済にとって最善策ではないかもしれない」と述べた。

  ブルームバーグの集計データによれば、金利スワップ市場が織り込む6月の利下げ確率は政策金利発表前の72%から下がり、ウェリントン時間午前10時10分(日本時間同7時10分)現在、51%。

  NZの2年物スワップ金利は0.08ポイント上昇し2.27%。NZドルは1%高の1NZドル=0.6916米ドル。NZドルはこの3カ月間で6.8%上げている。

原題:RBNZ Says Further Easing May Be Needed to Hit Inflation Goal (2)(抜粋)