アジア・太平洋株式サマリー:中国株が反落-H株上昇、インドもみ合い

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  27日の中国株式相場は反落。中国がこの日発表した3月の工業利益は大きく増加したものの、株価にこのところの低調を脱する勢いはなかった。

  上海総合指数は前日比0.4%安の2953.67で終了。売買は30日平均を38%下回る水準にとどまった。消費関連銘柄を中心に下落。商品取引所が先物取引の投機抑制の取り組みを強化したことを受け、素材株は下げ幅を拡大した。3月の工業利益は前年同月比11.1%増加した。CSI300指数は0.4%安で引けた。

  上海総合指数は先週、節目の3000を終値ベースで下回った後、狭い範囲での動きに終始している。景気減速で企業利益の伸びが抑制され、社債の元利払い不履行が増えるとの懸念が広がっている。26日の上海市場の売買代金は1341億元(約2兆3000億円)と、2014年以降で4回しかない低水準に減少した。

  上海兵聖資産管理の李静遠ゼネラルマネジャーは「新たな資本流入を促す好ましい政策は打ち出されておらず、景気に明るい要素が多く見られるわけでもない。大半の投資家は様子見姿勢であるため、相場は短期的に狭いレンジ内で推移することになるだろう」と予想した。

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が0.2%高で終了した一方で、ハンセン指数は0.2%安で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  27日のインド株式相場はもみ合い。デリバティブ(金融派生商品)取引の期日を翌日に控えるうえ、米連邦公開市場委員会(FOMC)と日本銀行の金融政策決定会合を見極めようとする動きが強かった。

  アダニ・ポーツ・アンド・スペシャル・エコノミック・ゾーンは2カ月ぶりの大幅高、インド最大の携帯電話サービス会社ブハルティ・エアテルは約8カ月ぶりの高値を付けた。一方、アクシス銀行は1カ月ぶり大幅下落。1-3月期利益が予想に届かなかった。ICICI銀行とインドステイト銀行も大きく下げた。

  指標のS&P・BSEセンセックスは前日比0.2%高の26064.12で終了。この日は売り買いが交錯する展開だった。2月安値から13%上げた同指数は今週、200日移動平均をここ8カ月で初めて上回った。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.6%安の5187.71。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.2%安の2015.40。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.2%安の8563.05。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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