きょうの国内市況(4月27日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日続落、決算失望キヤノンやアップル関連安い-日米政策待ち

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  東京株式相場は3日続落。決算内容が失望されたキヤノンやシマノ、イビデンが大幅安、米アップルの四半期売上高が前年同期比で減少する見通しで、村田製作所など電子部品株も安い。不動産や保険株も軟調と、日米金融政策に対し過度に高まった期待の反動売りも続いた。

  TOPIXの終値は前日比7.39ポイント(0.5%)安の1384.30、日経平均株価は62円79銭(0.4%)安の1万7290円49銭。

  T&Dアセットマネジメントの神谷尚志チーフ・エコノミストは、「日本銀行の政策を確信を持って予想できない中、ファンダメンタルズである決算はどちらかと言えば失望。投資家は動きが取れず、結果待ちで様子見」と話した。

  東証1部33業種は陸運や電機、鉄鋼、空運、医薬品、輸送用機器、不動産、保険、機械、電気・ガスなど21業種が下落。水産・農林、鉱業、食料品、ガラス・土石製品、石油・石炭製品、ゴム製品、化学など12業種は上昇。鉱業は、26日のニューヨーク原油先物が3.3%高の1バレル=44.04ドルと昨年11月以来の高値を付けたことがプラス材料。

  売買代金上位では三菱自動車やファナック、三菱重工業、JR東海、JR西日本が安い。半面、スズキや川崎重工業、エムスリー、IHI、小糸製作所は高い。東証1部の売買高は20億4047万株、売買代金は2兆2631億円。売買高は前日に比べ8%減った。

●長期金利が2週間ぶり高水準、日銀会合結果不透明で売り-午後一段安

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  債券相場は下落。長期金利は約2週間ぶり高水準を付けた。日本銀行が28日に発表する金融政策決定会合の結果をめぐる不透明感から売りが優勢の展開となった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.085%で開始。徐々に水準を切り上げ、午後に入って一時マイナス0.065%と8日以来の高水準を付けた。その後はマイナス0.07%。2年物363回債利回りは1bp高いマイナス0.26%で開始後、マイナス0.245%まで上昇。入札後はマイナス0.265%に戻した後、マイナス0.255%を付けている。

  新発20年物の156回債利回りは2.5bp高い0.325%で開始し、一時0.35%まで水準を切り上げた。新発30年物の50回債利回りは4.5bp高い0.38%で始まり、いったん0.37%を付けた後、0.375%で推移している。
 
  クレディ・アグリコル証券の佐藤芳郎エコノミスト兼ストラテジストは、日銀の金融政策に関して、「金利、量、質の面で市場予想のコンセンサスは形成されていない。日銀が何をやるか不透明感が強いと懸念されてポジションを取りにくい。債券相場はポジション調整の動きとなっている」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比20銭安の151円66銭で開始し、いったん151円72銭まで下げ幅を縮小。午後に入ると下げ幅を拡大し、151円35銭と7日以来の安値を付けた。結局は45銭安の151円41銭で引けた。

  財務省が午後発表した表面利率0.1%の2年利付国債(364回債)の入札結果によると、平均落札利回りがマイナス0.254%、最高落札利回りがマイナス0.248%と過去最低を更新。最低落札価格は100円70銭と予想の100円69銭5厘を上回った。小さいと好調な入札を示すテールは1銭1厘と、2009年12月以来の大きさだった前回の2銭1厘から縮小。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.20倍と、前回の5.01倍から低下した。 

●円が小幅高、日米金融政策会合控えて警戒感-対ドル111円台前半

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  東京外国為替市場では円が小幅高。日米の金融政策会合を前に警戒感が広がる中、軟調な株価を背景に円買いが優勢となった。

  午後3時33分現在のドル・円相場は1ドル=111円16銭前後で、一時は111円03銭まで円がじり高となった。ユーロ・円相場は1ユーロ=125円台後半から一時125円45銭まで円が買われ、同時刻現在は125円70銭前後。

  米国では26日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まり、米東部時間27日午後2時(日本時間28日午前3時)に声明が発表される。また、国内では日本銀行の金融政策会合がこの日午後に始まり、28日に結果を公表する。

  ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は、FOMCは声明文がポイントになるが、今回は相対的に日銀への警戒感が高いことから、ドル・円の値幅は限られたものになりそうだと予想。「日銀については中身にもよる部分はあるが、いったんドル・円が上昇しても、最終的に大きく反落するリスクを警戒したい」と話した。