英バークレイズ:1-3月25%減益、投資銀の減収は予想下回る

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  • 収入は13%減少もアナリスト予想を上回る
  • マーケット事業の収入は4%減-投資銀行部門の手数料収入は12%減

英銀バークレイズの1-3月(第1四半期)決算では、市場が混乱した期間にもかかわらず収入減少が予想より小幅だったほか、不正絡みの特別費用の新規計上も免れた。これにより、不要となった資産の売却に伴う損失の影響を和らげた。

  27日の発表によれば、税引き前利益は7億9300万ポンド(約1290億円)と前年同期の10億6000万ポンドから25%減少。収入は13%減の46億ポンドと、同行が示した9件の予想の平均(44億8000万ポンド)を上回った。

  投資銀行部門の減収は米国の同業他社と比べて小幅だった。ジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は投資銀事業で「顕著な」市場シェア拡大があったことに勇気づけられているとコメント。その上で、リターンには満足しておらず、証券部門での報酬引き下げも含めてコスト削減を進める方針を示した。

  バークレイズの株価は一時4.6%上昇したが、ロンドン時間午後0時現在は前日比0.4%安の173.25ペンス。年初来では21%値下がりし、株価が純資産の半分程度となっている。ジョン・マクファーレン会長は昨年7月、株価を3ー4年かけて倍増させる方針を示した。

  マーケット事業の収入は4%減。クレジットトレーディング部門の好調が株式・マクロトレーディング部門の落ち込みを補った。投資銀行部門の手数料収入は12%減少した。

  コーポレートおよび投資銀行部門の実質ベースでの税引き前利益は7億100万ポンドと、31%減った。これには法務・規制上の一時費用は含まれていない。
  
  1-3月期は調査や顧客補償などでの目立った引当金計上はなかった。前年同期はこれで、10億ポンド近い費用が発生していた。コスト削減プログラムは順調だという。

  ステーリーCEOは、一部の事業からの撤退によるリターン拡大を目指し、短期的な痛みに耐えるよう投資家に要請している。バークレイズは不要な資産や部門の受け皿となるバッドバンクのリスク加重資産を2017年までに約200億ポンドに圧縮することを目指している。同行は1ー3月に同部門のリスク加重資産を30億ポンド減らし510億ポンドとした。

 
原題:Barclays Revenue Tops Estimates as Its Traders Weather Turmoil(抜粋)
Barclays Posts 25% Drop in Quarterly Profit on Bad Bank Loss (1)(抜粋)