大き過ぎてつぶせない国有企業はない-中国投資家の心理が完全に変化

  • 西寧特殊鋼、今後1年以内の社債不履行確率は5.7%
  • ブルームバーグがデフォルトリスクのモデルで算出

中国政府が出資する製鉄会社、西寧特殊鋼が今後1年以内に社債不履行となるリスクは中国上場企業としては最も大きいとブルームバーグ・デフォルト・リスクのモデルが示している。中国では国有企業におけるストレスを示す兆候が膨らんでいる。

  株価動向や債務、キャッシュフローなどの数値に基づく同モデルによると、鉄道や自動車、エネルギー業界向けの製品を生産している西寧特殊鋼が、この先12カ月で債務の支払いを怠る確率は5.7%。今後1年間に証券支払いの期限を迎える上場発行体420社の中で最もリスクが高い。全社平均は1.2%の確率。今年に入り中国国有企業3社が社債不履行に陥っている。昨年の同じ時期は1社だけだった。

  平安証券の債券調査責任者、石磊氏は「債務比率が高く大きな損失を抱える大型国有企業について、市場ではもはや大き過ぎてつぶせないとは考えられていない。最近の社債不履行が中国投資家のクレジットリスクに対する見方を完全に変えた」と述べた。

  青海省に本社を置く西寧特殊鋼はブルームバーグの取材に対し22日の電子メールで、同社は私募債発行を目指しており、6月の債務返済について同省当局と省内の金融機関の支援を期待しているとコメント。同社の証券は親会社が保証しており、その責任を果たすと説明した。どの証券かは特定していない。

原題:China Steelmaker Default Risks Flag Debt Woes at State Firms (1)(抜粋)

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