中国株:反落、低調さから抜け出せず-工業利益の増加でも

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  • 上海総合指数は0.4%安-売買は30日平均を38%下回る
  • 香港市場でH株は0.2%高-ハンセン指数は0.2%安

27日の中国株式相場は反落。中国がこの日発表した3月の工業利益は大きく増加したものの、株価にこのところの低調を脱する勢いはなかった。

  上海総合指数は前日比0.4%安の2953.67で終了。売買は30日平均を38%下回る水準にとどまった。消費関連銘柄を中心に下落。商品取引所が先物取引の投機抑制の取り組みを強化したことを受け、素材株は下げ幅を拡大した。3月の工業利益は前年同月比11.1%増加した。CSI300指数は0.4%安で引けた。

  上海総合指数は先週、節目の3000を終値ベースで下回った後、狭い範囲での動きに終始している。景気減速で企業利益の伸びが抑制され、社債の元利払い不履行が増えるとの懸念が広がっている。26日の上海市場の売買代金は1341億元(約2兆3000億円)と、2014年以降で4回しかない低水準に減少した。

  上海兵聖資産管理の李静遠ゼネラルマネジャーは「新たな資本流入を促す好ましい政策は打ち出されておらず、景気に明るい要素が多く見られるわけでもない。大半の投資家は様子見姿勢であるため、相場は短期的に狭いレンジ内で推移することになるだろう」と予想した。

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が0.2%高で終了した一方で、ハンセン指数は0.2%安で引けた。

原題:China’s Stocks Fall as Industrial Profits Fail to Lure Traders(抜粋)
原題:Hang Seng Index Drops as BOC Hong Kong, Galaxy Fall on Earnings(抜粋)