海外投資家、高値づかみの恐れも-中国債市場参入には悪いタイミング

  • 海外投資家による中国債保有は3月に2.4%増え6800億元に
  • その後は中国の国債と社債が値下がりしている

6兆5000億ドル(約722兆円)規模の中国債券市場に先月飛び付いた海外投資家は、高値づかみしてしまった恐れがある。

  中国当局が銀行間債券市場における海外投資家の購入規制を緩和し、人民元がドルに対し上昇する中で、海外投資家による中国債保有は3月に2.4%増え6800億元(約11兆6500億円)に達した。過去8カ月で2度目の増加だ。だがその後、中国の国債と社債の相場は急落。5年物国債利回りが月間ベースで大きく上昇しようとしている。

  マニュライフ・アセット・マネジメントなどは、追加刺激策への期待がしぼみ、2年に及ぶ中国債値上がりは巻き戻しが始まるとして、投資家は中国債市場を避けるべきだと指摘。海外投資家からの需要後退は、資金流出を阻止し、低めの借り入れコストを通じて景気を刺激する政府の取り組みを危険にさらす可能性もある。

  申万宏源投資管理(亜洲)の香港在勤ファンドマネジャー、ジェームズ・イップ氏は、「振り返れば中国債の買い入れには良いタイミングではなかった。しばらく調整が続く可能性がある。相場が上がり過ぎ、全体的な地合いは債券を支えるものではないため、今は債券市場参入にとってもっと良いタイミングを待つべきだ」と述べた。

原題:Foreigners Piled Into China’s Bond Market at Just the Wrong Time(抜粋)

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