ビジウムのヘッジファンド、3月もマイナス-医薬品株の大幅下落で

  • 成績は3カ月連続マイナス-エンドーやアラガンへの投資で痛手
  • エネルギーや鉱業銘柄の売り持ちもポートフォリオを圧迫

ヘッジファンド運営会社ビジウム・アセット・マネジメントの主力ファンドの運用成績は3月もマイナスとなった。製薬会社エンドー・インターナショナルアラガンへの投資が裏目に出た。

  ブルームバーグが入手した投資家宛て書簡によると、ロングショート戦略でヘルスケア企業の株式に投資する「バランスト・ファンド」の3月の運用成績はマイナス2%前後だった。3カ月連続の落ち込みで年初来のマイナス幅は7.3%に達した。ビジウムは医学部出身のジェーコブ・ゴットリーブ氏が2005年に設立した。

  書簡によると、同ファンドはアラガン株のポジションを全て解消した。米ファイザーとの1600億ドル規模の合併計画が破談となったアラガンの株価は1-3月期に14%下落した。バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルが直面する医薬品の価格設定や会計の問題が業界全体に影響を与えかねないとの見方から、エンドーの株価も1-3月期に54%下げた。書簡はエンドー株の下げについて、「バリアント株下落の巻き添えになったにすぎず、機会を提供している。最近の株価低迷からの回復に向け好位置にある」と指摘した。

  別の書簡によると、幅広い業種の株式を投資対象とする「グローバル・ファンド」では1-3月期の運用成績が5.4%のマイナスだった。エネルギーや鉱業、金融などの銘柄の下落を見込むポジションを取っていたことが痛手となった。中国経済の影響を受ける企業の株式については引き続き売り持ちにしているという。

  昨年の運用成績はバランスト・ファンドがプラス5.5%、グローバル・ファンドは10%強のプラスだった。

原題:Visium Funds Fall as Pharmaceutical, Energy Weigh on Portfolios(抜粋)

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