世銀:鉄鉱石の2020年までの価格見通し上方修正-中国主導の上昇受け

  • 「鉄鋼価格の高騰」で鉄鉱石価格は1-3月に上昇
  • 中国経済持ち直し見通しを背景に価格は4月も引き続き上昇と説明

世界銀行は、鉄鉱石価格の2020年までの5年間の見通しを引き上げた。世界最大の消費国である中国での鉄鋼価格高騰を背景に、鉄鋼原料である鉄鉱石の価格は1-3月(第1四半期)に上昇した。

  世銀は最新の四半期商品見通しの中で、鉄鉱石が今年は1トン=50ドル、2017年は51.50ドルで取引され、20年までに56.20ドルに上昇するとの見方を示した。1月発表のリポートでは今年は42ドル、17年は44.10ドル、20年までに51ドルになると予想。今年は鉄鉱石が金属の中で最大の下落を示すとの見方を示していた。

  世銀は、鉄鉱石価格が「鉄鋼価格の高騰と、建設シーズンを控えた中国の鉄鋼会社による在庫補充で2-3月に」上昇したと指摘。「それに加え、鉄鉱石の海上輸送を通じた供給に一部支障が出て市場の需給が一層引き締まった。中国経済持ち直し見通しを背景に、価格は4月も引き続き上昇した」と説明した。
  
原題:Iron Ore Forecasts Raised by World Bank After China-Led Jump (1)(抜粋)

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